VR≒臨死体験

Oculus Quest 2 を買ってまだ1ヶ月経ってないけど雑感


9月26日にオキュラスクエスト2を買った。
海外からの発送らしいので時間がかかると書いてあったけど、9月30日に届いた。はやくてびっくりした。

何をどうやっていいのか分からないけど、とりあえず装着してみた。
眼鏡の人は「眼鏡スペーサー」を装着するのが一手間である。
眼鏡だとピントを合わせ辛く、装着感も馴染まず少々ストレスがある。

しかし、
今までに味わったことのない感覚だ。


例えばこの動画は「攻殻機動隊」なのだけど、


パソコンやスマホで観ると、映画を観た人とか知ってる人なら、まあ、
「ふーん」って思うよね。

これをOculusQuest2で観ると、
「うわーっ(汗)」ってなるのである。

最初観た時、本当にびっくりした。


今のところ主にYOU TUBEと「Wander」で遊んでいる。
Tilt Brush」という3Dお絵かきソフトも買ってみた。


VR≒臨死体験


「Wander」は「Googleマップ」なのであるが、VRだと全然違う。
「閲覧」が「体験」になる。

Wonderではいろんな場所に行ける。360度見回せる。
北極圏に行っても凍死することはなく、
ニューヨークに行ってもスリに怯えることもない。

出かけるとトイレが心配になる私にとっては本当の旅行よりVRの方が合ってるかも知れない。

しかし、現地の音や匂いや肌感覚までは味わえない。
VRに登場する人物やキャラクターと実際に触れ合うことはできない。

自分が幽霊になった感じなのである。
これって俗にいう《臨死体験》に近いのかも知れない。




それと、まだVR空間に慣れてないせいなのか、雑念が起きずVR世界に没頭してしまえる。
ゴーグルを装着すると現実を忘れてしまうのである。


例えば、仕事の合間に外に出て散歩をしたとしよう。
これはきっとVR世界に行くよりも健康にはいいだろう。
しかし、散歩に出かけてる最中も頭の中は仕事のことを引きずっていたりする。
あれこれ考えていたりする。
だからこそ仕事のアイデアなんかが浮かんだりするのだが。


しかしVRの世界に行くと、完全に仕事のことは忘れてしまうのである。
VR空間に注意を奪われてしまうのだ。


連れていかれる感じがVRにはある。
VRで観る世界は美しい。


そしてひとしきりVR世界を楽しんだあと、近所の景色の中を歩いたりすると、
「この現実世界もよくできたVRなんだろうな」という実感が湧くのだ。

「オキュラスクエスト2で観るVR世界よりも、広範囲で高詳細なVRに過ぎないのがこの物理世界なんだろうな」と。

「私の一生」はオキュラスクエスト2で観る「ひとつのコンテンツ」のようなもので、
輪廻転生とは、物理世界のコンテンツの切り替えだったりするのかも知れないな、なんて思ったり。



ふたたび現実世界の空を見上げてみる。
この星空を味わえる時間は限られている。私が死ぬまでプレイできる神様製VRコンテンツ。

この世界がさらに愛おしく美しく感じた。



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