選挙で思う事


選挙結果が出て、自民党は議席を減らしたものの単独過半数となった。
個人的には投票した人が当選したので「泥中の蓮」という感じでしょうか。

投票に行ったあと速報を見るのは確かに楽しい。
しかし、「政局は政治ではない」と改めて思う。

政治とは国家のOSのプログラムをどうするか、なのです。
「国民全員が心身ともに健康でいられるためのシステム作り」、これが政治なのです。

「選挙戦のための戦術がどうのこうの」とか、そんなことは政治とはまるで関係ないことをきちんと認識しないと何も変わらない。

「今まで党に尽くした花向けに◯◯大臣のポストを飾らせてあげる」とか、為政者たちの浪花節で人事が組まれてはたまったものではないのである。

このことをきちんと考えていくと「選挙制度」に問題があることが見えて来る。

1つは選挙制度は結局、票田に利権をもたらすシステムにしかならない。
これは選挙制度というよりも政党政治の問題と言った方がいいかも知れないが、私は政党政治も辞めた方が良いと考えている。

そしてもうひとつ、
選挙は有権者の意志で投票するので、判断を大きく見誤る点である。いわゆる「肉屋を支持する豚」問題である。

じゃあ「民主制」を否定するのか? というとそうではない。
民主制でありながら、投票という選挙制度を辞めるのだ。


例えば、誰かが心身ともに健康であるかどうかを確認するにはどうすれば良いだろうか?
まず、「元気ですか?」と訊ねてみることが思い付くでしょう。
確かにそうである。
しかし、病気を抱えて苦しんでいても「元気だよ」と答える人もいるだろうし、また逆に元気なのに「もうダメです」という人もいるだろう。

その人の健康状態をもっとも正確に把握できるのは、身体からの便りである「便」ではないだろうか。すなわち「糞尿」。
糞尿は絶対に嘘をつけない。

だったらこれを「投票」にすればいいではないか。

全てのトイレに糞尿チェックのセンサーを取り付けてネットと接続するのである。
政府はその糞尿データを分析して、全ての国民が健康な糞尿を排泄するようにプログラムを組む。それが政策である。
全国民の糞尿状態が良くなっていくようにプログラムを改良していくのである。
投票は毎日行われている。政策はすぐさま結果となって現れるので、政策改良スピードもどんどん速くなる。
「糞尿民主制」である。

「意識」ではなく「無意識」による民主主義にするのである。


それでも個別な問題はある。
例えば、シングルマザーの子どもの教育機会の不公平の是正とか、ある。
そういう場合は、プロジェクト化して取り組むのである。

政党ではなくプロジェクトごとに動くのである。
アプリケーションと呼んだ方がいいかもしれない。「シンママ応援アプリ開発」とか名付ける。
政党の壁もない。アプリ開発に関わった人は全員に国からギャラを支払う、と。


それから官僚であるが全国民から「くじ引き」で選ぶのだ。上級国民の血縁固定化を防げる。


現在の政治体制は言ってみれば「明治政府2.0」なのだ。
OSのバージョンアップは「明治政府3.0」ではなくて、「シン・日本政府1.0」にする必要がある。
そうなるには数々のステップがあるが。
まずはベーシックインカムというOSにすることからだろう。


そう思わないか?


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