ぎっくり腰アゲイン

パート中にぎっくり腰


昨日の朝5時頃、牛乳配達のパート先の冷凍庫で保冷剤を運ぼうとしたら、「カクっ」とずっこけるようにぎっくり腰をやってしまった。

ものを持ち上げるとき小さな「ヤバッ」てなるのはちょくちょくあるので、一瞬「大丈夫かな」と思って動こうとしたら、頭が「すーっ」とする感じがしたので、ちょっと座り込んだ。


10年近く前にぎっくり腰をやった時は激痛ですぐさま動けなくなってしまったので、「それよりは軽いな、大丈夫」と言い聞かせて荷物を車に運び配達準備をする。

しかし具合がなんかヤバイ感じがした。「これはシップくらい貼った方がいいかも」と思ったので社員さんに「すみません、あの、シップ的なものってありますか?」と訪ねた。

「ありますよ。」と場所を教えてもらって腰に湿布を貼った。

「ぎっくり腰ですか?大丈夫?」と社員さん。
「ちょっとそうみたいです。。。けど、なんとか動けるので行ってきます。」

と、いつものように牛乳配達に出かけました。

運転してる時は大丈夫なのだが、車を降りる時と歩きが痛い。
ゆっくり歩きながら、ゆっくりかがんで牛乳をボックスに入れ、ゆっくり歩きながら車に戻る。
通常よりも1時間くらいかけて配達をし終わって営業所に戻ると、所長がえらく心配そうな顔で「大丈夫?」と声をかけてくれた。

「ええまあ、大丈夫です。」と言おうとしたけど配達が終わった途端気が抜けたのか痛みがひどくなって歩けなくなってしまい、
「ちょっとダメっぽいっす。。。」と答えた。


「とりあえず病院行こう。付き添いしてる時間はないから病院まで案内するね、運転できる?」と所長。
「運転は大丈夫です。」と答えて所長の車に先導されて整骨院に連れて行ってもらった。

この整骨院は所長やパートの人たちが腰痛やムチウチで診に来てるので馴染みの病院だ。


所長は病院のスタッフや先生といくつかやりとりした後に帰り、しばらく僕は整骨院の待合室で順番を待っていた。

受付の人が「お支払いは保険ですか労災ですか?」と聞いてきた。「労災で支払い」ってやったことないのでよく分からなかったので「今決めないとならないですか?」と質問に質問で答えると、
「いえ大丈夫です。」との返信とともに問診票が渡された。

そこには、「いつ」、「どこで」、「何をして」、「どの部分が痛いか」を記入する欄がある。
「2014年4月7日」、「パート先の冷凍庫で」、「保冷剤を運ぼうとした時」、と書き、腰の部分に丸を書いた。


しばらく待っていると先生が診察の方から待合室の方に来て「労災ですか?」と質問に来た。
「労災になるかよく分からないです。」
「職場で起こしたなら労災になりますよ。」と先生は言った。

「僕にはよく分からないので所長に聴いてみます。」と僕は答えた。
頷くと先生はまた奥に行った。

所長に電話した。
「支払いは労災になるのでしょうか?」

所長は「えーっ!労災??うーん、なるっちゃなるけど、、」という感じだった。

その後、先生がまた待合室に来て「労災じゃなくて保険だって、今、所長と連絡しました。」

ということで労災はおりないようだった。

労災にしてしまうとずっと整骨院に通っている所長や他のパートの人たちはどうなるんだ問題とか出てくるだろうし、腰痛をすべて労災にしたら会社がたまったもんじゃないというのもあるだろう。
けど、ぎっくり腰になったのは職場だし、腰が今ものすごく痛いのはぎっくり腰の後に無理して配達したからでまさしく労災じゃないだろうか? という素朴な疑問が残るには残る。


整骨院で診てもらって営業所に戻ると、所長と事務の女性とメーカーの営業さんが荷物を運んでくれた。

ところで牛乳配達はメーカーが配ってるのではない。いろんな特約店が配達している。僕の働いてる特約店は「営業」がいないのでメーカーの営業さんが来るのだ。

営業のKさんは「武ちゃんに貸し作っちゃったよこれ! あとでなんかやってもらうからね!」と荷物を運んでくれた。心配して運ぶんだけど、照れ隠しのようにちょっとした悪態をつく、という小芝居のように。ちょっと嬉しかったりする。


月曜はもうひとつ自動販売機の補充の仕事があるだがその二便目はもう社員さんが行ってくれていた。
「助かったしありがたい」と思うと同時に、二便のパート代は引かれるので「あーあ」とも思うのだ。

所長は「片付けはしないで帰っていいよ。コーヒー飲む?」とコーヒーを入れてくれたのでコーヒーをぐびぐびと飲み干すとパートをあがった。

家についてホッとしたらますます痛みが酷くなった。


「今日明日は安静にしてください。1日2日は痛みもキツイですから」と整骨院の先生に言われていたので横になっていたけど、やはり痛みがどんどん増してくるのだった。



K整復院


立つか座るかして姿勢を安定させてる間はそんなに痛くないのだが歩くと痛い。
座ると立ち上がるのが大変。横になると起き上がるのが大変。
横になると楽だけど痛い。寝返りが大変。


そんなとき、「その日のうちに歩けるようになる」というK整復院をとある人から教えてもらった。

行こうかどうしようかちょっと迷ったけど行くことにした。


横向きになってグギッてやり、正座して後ろに反る施術だった。
横向きのはそんなに痛くないけど、正座して後ろに倒れるのは悲鳴をあげた。

「ぎっくり腰で痛いのにもっと痛くさせるんかい!!」と涙目になりながら心でツッコミを入れた。


そして、先生が「立ち上がって歩いてみてください」と言われる。

座る状態から立ち上がるのが一苦労だったのに、立ち上がれる。。。
歩くのも大変だったのに、あれ、歩ける。。。

「もう一度座って立ち上がってごらん」

座れる。。
立ち上がれる。。


「寝てないで歩いてくださいね」

キョトン。。。「は、はい」

そんな感じ。


最初の整骨院では、1,2日は痛みが厳しいので横になって動くな、と言われたが、K整復院は真逆のことを言っている。


その後、痛みはあるにはあった。
家に戻ると少しだけ散歩した。歩いてる間は痛くはなかった。
寝てる時、痛みはまだあった。

だけど僕はK整復院に通うことにした。

二日目。

今日はグギッてやつはしなかった。内心「ふー、助かった」と思った。
マッサージと前の整骨院でも施された電気あんまみたいなのをやってもらった。

それでもK整骨院に入る時と出る時の歩きの感じはだいぶ違って軽やかになっていたのは確かだった。
ちょっと不思議な感じがした。

「これは催眠術か?」とも思ったんだけど、けど、こうしてぎっくり腰二日目で歩いてられる。



木曜日のパートは復活できそうだ。

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