作動記憶と流動性知能


新しいことするのが億劫になっている。

それは「そんなことしても時間の無駄」みたいな考えが支配するからだ。

「取りあえずやってみる。」を繰り返してきたが、やはり99%くらいはうまく行かない。
そんなトライ&エラーを繰り返しているうちになんとなくだけど分かった気になってることがある。

うまく行くことってやる前になんだか分からないけど「これはうまく行く、ことを知っている。」という感じがあるのだ。

意識が先だって「うまく行ってくれるとありがたいな」なんて思いつつやるものはなかなかうまく行かない。そこを「頑張り・根性・精神力」でカバーするんだけど。


なので、分からないこと、新しいこと、にトライしたくなくなるのは、それはそれでひとつの経験的解答ではあるのだが、典型的な加齢による保守化もあるだろう。


と言っても、「保守化」には良い部分もある。


試行錯誤を繰り返して培ってきた「描き方」は時間をかけて身体化される。
これは自分を歴史に例えると「伝統」である。

自分は自分の「伝統」を使って「線譜」を描いているのだ。

この伝統を捨てずに守っていく必要がある。それが「芸」というものだ。

突拍子もなく関係のない新しいことにあっちこっち手を広げても意味がない。
伝統を深めていく「保守化する身体」というのは大切なのだ。


がしかし、好奇心を失うのは何につけてもいけない。
伝統を守りつつ新しいことにチャレンジするのが一番良いのだろう。

好奇心を保つには新しいことにチャレンジする気持ちをアゲる必要がある。
分かってるならそうすりゃいいじゃん。と、思うかもしれないが、どうにも新しいことが億劫になる。


どうしたらいいのか?


ということで最近何の気なしに見つけたのが「作動記憶」と「流動性知能」という言葉だ。

「作動記憶」
情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。
ワーキングメモリー

「流動性知能」

新しいものを学習したり覚えたりするような、経験の影響を受けることが少ない、むしろ生まれながらもっている能力に左右される知能をいいます。この能力は30歳代にピークに達したあと60歳ごろまでは維持されます。そしてそれ以降は急速に低下していきます。このように流動性知能が老年期以降低下することは、加齢に伴う脳機能変化と関連したもので、いわば正常な老化性変化と思われます。
知能の年齢による変化

そして、「作動記憶」を向上させると「流動性知能」が高まると言われてるようなのだ。






新しいことが億劫になってる。
これはつまり、経験に依拠して生きていく加齢の生存戦略ではあるだろう。

がしかし、新しいことが億劫になってる自分に厭な感じがするのでなんとかこの気持ちを変えたい。

そのためには「流動性知能」を上げる(もしくは劣化を食い止める)ことにアクセスすればいいのではないだろうか? てことは「作動記憶」を刺激して上げればいいのだろう。

具体的に「作動記憶」を上げるにはどうすればいいのだろう?

と検索してみたらこんなものがあった。

流動性知能を向上させる簡単な訓練:研究結果

どうやら「Nバック」というのが良いらしい。「Tバック」でも「ブギーバック」でもない「Nバック」だ。


探してみるとNバックトレーニングがあったので早速やってみることにした。

Nバック脳トレ (Gagensai)
 足し算の答えを遡る

ワーキングメモリを鍛える2(n back task)
 マスの点の位置を遡る

やってみてひどかった。足し算は2バックすら分からなくなるし、マスの点は3バックも分からなくなる。何日か続けてると少しづつできるようになってくる。

出来なくても深刻にならないでテキトーにやってる。1日10分程度。

筋トレより続けられそうな気がしてる。



※参照
・今夜はブギーバック




2013年12月28日追記:Nバック脳トレーニングは一週間くらいで速攻飽きましたwww





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