ビアズリー世界のタムちゃん16 『たまゆらのピエロ』章末飾編


ネズミに恋したネコのタムちゃんシリーズ
『ビアズリー世界のタムちゃん 16 「たまゆらのピエロ」章末飾編』(2022年デジタル作品)
音楽:Naoko Shibuya 『あの場所へ』

ビアズリーのオリジナル作品はこちら

英語では"Pierrot of the Minute"
「たまゆら」って" minute "だったのか! ちょっとびっくり。
「たまゆら」という言葉を調べてみた。

たま‐ゆら【玉▽響】
読み方:たまゆら
[副]少しの間。ほんのしばらく。
「—も心を休むべき」〈方丈記〉
[補説] 「玉響(たまかぎる)きのふの夕見しものを今日の朝(あした)に恋ふべきものか」〈万・二三九一〉の「玉響」を「たまゆらに」とよんだところからできた語。玉がゆらぎ触れ合うことのかすかなところから、「しばし」「かすか」の意味に用いられた。
▶︎https://www.weblio.jp/content/%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%82%86%E3%82%89

なんだか素敵な言葉ですねえ。


それから、外国のウェブサイトだと英題の前に " cul-de-lampe "と書いてあって、
「なんだこれ? これも題名」と思って、調べてみたら、
cul-de-lampe はタイポグラフィの装飾品で、ペンダントとも呼ばれます。具体的には、テキストのセクションの終わりを示す三角形の形をしたテールピースです。単一のイラストでも、フルーロンから組み立てられたものでもかまいません。あるいは、各行が徐々に短くなるテキストで構成されている場合もあります。
▶︎ https://en-m-wikipedia-org.translate.goog/wiki/Cul-de-lampe_(typography)?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

つまり、「章末飾」だったのだ。なるほど!
章末飾でこれだけの絵を描くってさすがビアズリーと思ったのでした。



” この宇宙でたったふたりぼっち "

愛する人を想う時
「この宇宙で好きな人とたった2人だけになったとしても嬉しいか? 寂しくないか? 心細くないか?」
という問いを自分に投げかけます。

「充分に幸福だなあ」って思えたらそれはやっぱり愛してるってこと、
なのかも知れません。


さらに掘り下げて、「その相手が死者だったとしても」と、問います。


ビアズリー世界のタムちゃん 16 「たまゆらのピエロ」章末飾編はそんなイメージの映像詩です。
ゆっくりくつろいでお楽しみいただけたら幸いです。


この作品はデジタル作品なので原画ではないのですが、
タムちゃんの原画が観たい、または購入ご希望の場合は
ギャラリー13月世大使館」にてご覧いただけますので、
お気軽に
武盾一郎のツイッターDM
ガブリエルガブリエラのツイッターDMにて
お問合せください。


最後までお読みいただき有り難うございました。

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