寝覚めの絶望感「存在論的鬱」を解消する

線譜『音楽のカメラ・オブスクラ』

眠りから覚めたとき、意識が戻ってくると
途端に絶望的な気分が襲ってくることありませんか?

かなり昔に「うつ状態」になり、
苦し過ぎる状態からは復活したのですが、
それでも寝覚めの絶望感が時折、沸いてきたりする。
ちなにみ「うつ状態」とは、朝目覚めると死にたいと思い、日中ずっと死にたいと思い、夜になっても死にたいと思っている状態。
お酒を呑んで酔っ払っている間だけ少し元気になる。
ある朝目覚めたときにお腹にふわっと「暖かい光」を感じて、その日をきっかけに少しずつ良くなっていった。


自分のFacebookを見ると、去年にもこんな投稿をしていた。
眠りから覚めかけた明け方に一旦とても憂鬱になる
かつてはそこから希死念慮にまで増幅して苦しかったものである
これは身体的なものなのか
それともやはりまだ精神的に問題を抱えているからなのか
この感覚を頑張って無くそうとしても良くないかも知れないから観察して見守ってみよう

2022年8月17日

今年に入ってから6月ごろまでは朝目覚めると「あ〜、嫌だなあ。。。」となんとなく思ってしまう状態が続いていた。
でも、起きて動き出せば普通になるので重症ではないなあ、と。

6月に入ってマイブーム「存在について考える」(私のマイブームはいつも足速に駆け抜けていくのだが)がやってきて、YOU TUBEで「存在」について語ってる動画をなんとなく聴いたりしていたら、
寝覚めに絶望する現象を「存在論的鬱」と呼んでる方がいて、何気に「!(シンクロニシティ?)」と思ったのです。


この動画で解説されていることは、
「自分の存在意義を毎日証明せずにはおれない」人がなる、と。
「前日に行った存在証明は一晩寝ると遠くなっている」、
「明け方のニュートラルなはずの時間帯に深い空虚感がある」と。
これを「存在論的鬱」と呼ぶ、と。

対処法としては、
「今の自分は自分ではない」と自分に言い聞かせる、
鬱の波がきたときには「これは本体の自分ではない」と言い聞かせる、といいそうです。
これを100日くらいやり続けるとなくなっていくようです。
落ち込む状態は波のようなものなので、慣れていけば「味わい」になっていく、と。
「basic fault(基底欠損)」
自分のベーシックなところにヒビが入っているような不安がある人は、
「存在論的鬱」が襲ってきたら「波が来たんだなあ〜」と俯瞰してあげると良いようです。


なるほど、確かに!


私も「basic fault(基底欠損)」を抱えていると思う。
だからこそ「表現」をしている。と、強く実感してきたし。

ただ、最近は、欠損が欠損だと感じなくなってきた。
もう、「自分の存在意義なんて要らない」感じにもなってくる。


ここで私が思ったことは、
もし、「存在論的鬱」が襲ってきたとして、
「これは今の自分ではない」と思う、というよりかは、

この空虚感、虚無感、絶望感そのものを丸ごと受け止めてあげてもいいのかも、
「まだ『自分の存在意義ちゃん』が頑張ってるんだね、いい子いい子」って、ストレッチの痛みを息を吐きながら受け入れてあげるようにできるのではないか?とも思ったのです。

「これは本体の自分ではない」と、メタ的視点を獲得することと似てるかも知れないが、
パージするのではなく受容してみたらどうだろう? というアプローチ。

ただ、「絶望感」を不用意に扱うと危険なことも確かで、うつ状態のとき本当に自殺しようと考えてしまうこともある。実際、自分は20代前半、本当に自殺しようと毎日考えていた時期もあった。

本当にやばい状態の場合は専門家に受診するのが一番良い。


なんとなく自力で生きていけるようになってから、
「存在論的鬱」を抜け出し、身軽になっていくには1つ大きなステップがある(個人の感想です)。

それは「断酒」です。ここからじゃないと始まりません。
断酒するのに10年くらいかけて良いと思います。
私も、毎日「断酒の誓い」を立てては「誓いを立てた祝い酒」を呑んでました。
それでもちょっとずつ減らしていって、お酒を辞めました。


そこから先の取り組みとしては大きく3つあります(個人の感想です)。
  1. 夕食(ほぼ)食べない:胃腸を休める、簡単に体重落ちる、寝覚めも良くなる
  2. 朝散歩:太陽光を浴びてセロトニンON、ぼーっとしてデフォルトモードネットワークON、ついでにお祈りもする
  3. 瞑想:デフォルトモードネットワークOFF、自動思考をつかまえて喜ぶ、内臓を意識する

瞑想について、とりあえず現段階で私は478呼吸法で瞑想をしています。
ここ最近、寝る前に一日3分から瞑想を再開しました。
2016年にはじめて瞑想をやり始めてしばらくやっていたのですが、去年あたりからそんなにやらなくなってしまってました。
軽い「存在論的鬱」が続いてたのですが、瞑想を再開してからは数日で解消しました!
過去にやっていたら再開すると効果がでやすいのかも知れません。

ちなみに瞑想アプリは478呼吸法ができるTIDEを使ってます(ステマではありません)。


瞑想・マインドフルネスについては、「意識の謎」とも関係があるし、体系もありそうで、今後時間を見つけて自分なりの見解をこのブログに書いていこうと思います。
瞑想ってどことなくスピリチュアルなんだけど科学的に考えていけたらなあと思ってます。
「量子力学的引き寄せ!」みたいな似非科学にはならないように、
でも、神秘は神秘として味わいながら、感じて、考えていけたらなあと思っております。


最後までお読みいただき有り難うございました!


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