自由意志はある!


『429.意識がプログラムということを【小学生】でもわかるように説明します #ロボマインド・プロジェクト』

ロボマインド・プロジェクトの動画、私は全て観てます。しかも一回ではなく何度となく繰り返して聞いています。

田方さんの主張する「意識の仮想世界仮説」を軸に置きながら、
現代の意識科学の主張(例えば統合情報理論とか茂木健一郎さんが主張してる意識のオーバーフロー仮説だとか)や、
哲学とか現象学が言ってるようなこととか、
仏教とかスピリチュアルや都市伝説とかで言ってることとかを、
気の向くままにテキトーに聞き齧ってムシャムシャ食べながら、

「本当はどうなんだろう?」、
そして「真偽は別としてどんな話がワクワクするのだろう?」、という二つの観点から「意識の謎」を味わっています。

意識はまだまだ全然謎だらけなのでどんな説だって良いから楽しいんです。
植物からも発生してもいいし、情報の複雑なやり取りから発生してもいいし、別次元に有ってもいいし。輪廻転生してもいいし。機械にアップロードされてもいいし。シリウスにあってもいい。


さて、今回は「自由意志」についてです。
実は科学的に自由意志は否定されています。
でもこのことが法に関わって来ないように社会は調整しています。
何しろ「人間には自由意志はありません」ってことになったら、犯罪を犯してもその人の自由意志ではないのだから罪に問えない事態となってしまいます。。。

自由意志を認めないと成り立たない人文社会。
科学的な人たち・唯物論者、特に最先端の科学を知っている人たちほど自由意志は無いと考えている傾向があるようです。

そして、本当のことがわからない私は「自由意志はあると思いたい」と考えています。

「お金」とか「国家」とか「会社」とかと同じように「自由意志」も人類の共同幻想として「有る」ことにしているのか?
信念として自由意志がある、とか、自由意志はあると思えばある、とかではなく、
論理的にファクトとして人間には自由意志があって欲しい。



〈ロボマインド・プロジェクトの自由意志〉


ロボマインドの田方さんは「自由意志はある」と主張しています。

ロボマインド動画の意識と無意識の図を見てみましょう。

図の下部の「無意識」は「現実世界」と繋がっています。無意識は物理世界にいるのです。
「現実世界」からの「知覚(入力)」を「無意識」が「制御」し、「現実世界」に対し「行動(出力)」します。これは意識の伴わない「反応」の動きです。
例えば、熱いヤカンに触ってしまったら思わず手を引っ込める、とかです。その瞬間には熱さを感じてなく後から熱さを感じます。現実世界と直結した反応行動は意識される必要がないのです。

図の上部の「意識」は現実と直接繋がっていません。
「現実世界」からの「知覚」を「無意識」が「仮想世界」として構築し、それを「意識」が「認識」しています。
なんでそんなことをしてるのかと言うと「行動を決めるため」、つまり自由意志のためです。
もし入力に対して行動が定まっているなら意識を介する必要がありません。
けれど感じることができれば行動を変更できるようになります。
例えば、「10秒さわれたら100円あげる」と言われたら、熱いのを我慢して10秒さわるかもしれません。

このように、 「意識の仮想世界仮説」では意識の存在自体が「自由意志」のためにあります。
とても力強い自由意志の肯定で嬉しくなります😊



〈渡邉正峰氏の自由意志〉


ではここで、意識をマインドアップロードできると主張し、その研究を現在行なっている渡邉正峰氏の動画を紹介します。


【イーロン・マスク氏の脳デバイス】意識を機械に移植することは可能か/東京大学准教授の渡邉正峰氏の問い/意識と主観の関係/ニューロサイエンスの未来【EXTREME SCIENCE】

1:04あたりから茂木健一郎氏が自由意志について質問しています。
文字起こしをしてみました。

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動画の自由意志の部分

茂木:
レックス・フリードマン的なナイーブな質問をしたいですけど、自由意志はあると思ってらっしゃいますか?

渡邊:
ああそれはですね「意識の元の」か否かによって答えが変わってきますよね。
「意識の元の」っていう意味では究極的には(自由意志は)無いんじゃないかな。
ただ「無意識」と「意識」は表裏一体なので
無意識の脳の動作としては、自由意志があるとみなしていいんじゃないかなって考えてます。

茂木:
それはどういう意味ですか? 後者の意味での「自由意志」ってのは?

渡邊:
これも非常に議論のあるところなんだけれども、
まず脳は量子力学的なサイコロを振ってるのはおそらく確かですよね。イオンチャンネルっていうレベルでは量子力学が働いてサイコロを振っている。
初期状態が決まっていて、例えば環境も (映画)「Everything Everywhere All at Once」みたいな形で世界が分岐することができて、
全く同じ初期状態、全く同じ環境でそれを分岐して2度3度、何回でも計算できた時に、
脳の中の熱ノイズとか量子ノイズだけで環境から見た時に「脳が自由な意志を持ってるように振る舞う」のは確かだと思うんですね。

今の自由意志派への1番ハードな反応は「でもそのサイコロってコントロールできてないじゃないか?」っていうところなんですね。
大昔は「ハードな決定論」があって、ビッグバンの時のその素粒子の飛んでいく方向で全てが未来永劫決まってるニュートン力学的な世界観、それは量子力学の登場で否定されてるんだけれども、
今、自由意志論争の1番エッヂの部分ってそこだと思うんですね。
一旦サイコロ振ってるのを認めましょう、だけどそのサイコロが勝手に振られてしまってるんだったらそれやはり自由とは言えないよね、ていう。
だけど僕はもうひとひねり加えて、サイコロの目の出方は脳がコントロールしてると思うんですよ。サイコロ自体を脳がある意味デザインしていて、、

茂木:
マジですか? それはかなり過激っていうか、強いクレームですね。

渡邊:
マッチングロー(Matching law?)っていうのがありますよね。
例えばいろんな動物で、こっちのボタンを押すと1/2の確率で報酬出ます。で、こっちのボタン押すと1/4の確率で報酬出ます。
で、その時にどうしますか?
大体10回ぐらい押してみて、「これ半分ぐらい」「こっちは1/4ぐらい」と分かったら?

Ryan:
ずっとそっち(1/2の方)全推し。

渡邊:
全掛けしますよね。人はちょっと複雑なんですけど、動物は「1/4」の方にも、1/2 対 1/4 の割合でちゃんと張るですよ。なんでかと言うと、それは自分が今持っている世界モデルっていうのはひょっとしたら間違っているかもしれない。
例えば、「海外旅行が好きな人がイタリア行くかハワイ行くか?」ハワイはもう何回も行っていて、間違いなく友人とかでパーティー も開けるし、気候も穏やかだし、だけど、イタリアは行っ たことない。でもガイドブックとか見ると非常に素晴らしいとこだ。で、その時にどうするか?っていった時に、人は期待値が低い方にもその期待値なりにちゃんと張る。

Ryan:
ああなるほど。

渡邊:
それが「エクスプロイテーション(搾取?)」ていう考え方で、果実をもぎ取るような行為も、同時に「自分が持っている世界のモデルがどこかで間違ってるかもしれない」って思いのもとに期待値の低い方にもちゃんと張る。
でこれがマッチングローで説明することができて、最適行動なんですね。世界が未知だっていうもとでは。
「サイコロを脳がデザインしてる」というのは、マッチングローって意味でちゃんと低い報酬の方にもちゃんと振ってる。

1個1個の選択は脳がたまたま熱ノイズでどこかのイオンチャネルがパラっとなったからコロってなっちゃったけど、 まさにカオスのバタフライエフェクト(?)で転ぶのかもしれないけれど、
長期の目線で言うと、それを「何対何で選ぶか」っていうところでは脳がちゃんと学習してる、というかコントロールできてるので、
そこまで踏まえれば、僕は「脳は自由意志」があると言っていいんじゃないかな。

(文字起こし終わり)
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ロボマインド・プロジェクトと渡邉正峰氏は両方とも自由意志はあるとしながらも、その捉え方は違っています。

ロボマインド:無意識には自由意志はなく反応であり、意識とは自由意志を発動させるところである。
渡邉正峰氏:意識には自由意志はなくても無意識には自由意志と呼べるサイコロのコントロールがある。

と言うことになっているようで、なんだどうなんだ? となってしまいます。

私的に渡邉正峰氏の解釈すると、
意識はサイコロを振ることができる「座」のようなものでしかなく、サイコロの目の確率調整は無意識で変更されている、と。
その、サイコロの目の確率を変更できることを「自由意志」と呼んでいいのではないか、と言うことなのかなあ? と。。。

では、そのサイコロの目の確率調整はどうやって行われるのかというと、入力による学習で、ってことになるのかなあ。
なるほど。
世界最先端のエッヂィな科学者が「自由意志はある」と言ってるのがとても興味深いです。

渡邉正峰氏はハードウェア的アプローチで、ロボマインドはソフトウェアのアプローチなので、ひょっとしたら両者の主張は統合できる可能性もありそうです。
「意識」によって行動のバリエーションが格段に広がるのは両者の共通点になってますし。


結論としては、
「果たして私たち人間に自由意志はあるのかないのか?」

「ある!!」



以上、「自由意志」についての考察でした!


最後までお読みいただき有り難うございました!


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